こんにちは。渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」です。
インビザライン矯正を始めると、マウスピースを装着する違和感に悩む方が多いです。マウスピースを装着しても違和感がないという人もいますが、違和感が続く場合はどうすればいいか悩むかもしれません。
今回は、インビザライン矯正でマウスピースを装着した時に違和感をおぼえやすいタイミングや、違和感が落ち着く時期、違和感を落ち着かせる対処法について解説します。
目次
インビザライン矯正中に違和感をおぼえやすいタイミング
インビザライン矯正中に違和感をおぼえる人は多く、そのタイミングには個人差があります。
しかし、違和感をおぼえやすい一般的なタイミングはあります。タイミングを把握していれば、適切に対応できるかもしれません。
違和感をおぼえやすいタイミングをご紹介します。
治療を開始したとき
インビザライン矯正を開始したタイミングで違和感をおぼえる患者さまが多いでしょう。なぜなら、これまで口腔内になかったマウスピースを装着するからです。
歯並びを整えるために必要なものではありますが、異物を口の中に入れることには変わりありません。その異物が歯を覆って締めつけることで、痛みを感じることもあるでしょう。
マウスピースはただ歯に被せるだけでなく、歯を動かす機能を持っています。力を加えて歯を圧迫するので、違和感を覚えるのです。
さらに、マウスピースは1日20時間以上という長時間装着しなければなりません。違和感のある時間が長く、つらい思いをする患者さまも少なくないでしょう。
マウスピースを交換したとき
インビザライン矯正で使用するマウスピースは、10日~2週間を目安に交換します。少しずつ形状が違うマウスピースを使用して徐々に歯を移動させることで、理想の歯列を目指すのです。
マウスピースの交換直後は、マウスピースと歯のずれが大きくなるでしょう。新たな矯正力がかかることで、違和感をおぼえる人が多いです。
この違和感はマウスピースを交換するたびに発生する可能性が高いですが、2〜3日ほど装着を続けるとなれるでしょう。
また、マウスピースの縁が歯茎や舌などに触れて違和感を覚えることもあります。マウスピースは基本的にしっかりと研磨してなめらかに作成されていますが、稀にうまく調整されていないマウスピースがあるのです。
アタッチメントを装着したとき
アタッチメントとは、インビザライン矯正の矯正力をサポートする装置です。必ず使用するものではありませんが、マウスピースだけでは歯を動かしにくい症例で補助的に使用します。装着する場所は歯の表面で、樹脂製のパーツです。
アタッチメントは歯に直接つけるため、つけたばかりのときは異物感あるでしょう。マウスピースと歯の密着力が高まってそれまでより強い矯正力がかかるので、違和感をおぼえる方が多いです。
マウスピースを外したとき
インビザライン矯正のマウスピースの装着時間は長く、毎日20時間以上です。1日4時間は外してもいいというわけではなく、治療の効果を確実に得るには可能な限り長く装着するのが理想です。
長く装着し続けるので、マウスピースを装着している状態に慣れる方も多いです。その場合、マウスピースを外して矯正力がかからなくなることに違和感をおぼえることもあるでしょう。
マウスピースが汚れている・破損しているとき
マウスピースや歯に汚れが付着していることも、違和感の原因になります。汚れが歯とマウスピースの間にあると、適切な矯正力がかからないためです。
マウスピースが破損している場合も違和感を覚えるでしょう。完全に割れていれば気づかない人はいませんが、少し亀裂が入っているだけなら気づかず装着する可能性があります。
汚れた・破損した状態のマウスピースを装着すると、予定外の歯の移動を引き起こす可能性もあります。
虫歯や歯周病になっているとき
虫歯や歯周病があると、違和感を覚えるかもしれません。基本的に矯正治療を始める前に虫歯や歯周病は治療しますが、何も装着していない時と比べると矯正治療中は虫歯・歯周病のリスクが高いです。
インビザライン矯正中は、マウスピースで歯を覆う時間が長いため、自浄作用や殺菌作用がある唾液がうまく口内を循環しません。丁寧に歯磨きをしていても、虫歯・歯周病になることがあるでしょう。
虫歯の痛みなのか矯正治療による痛みなのかがはっきりわからず、違和感があると思う方もいます。歯周病になると歯茎が腫れたり歯が動揺したりするので、違和感を覚えやすいでしょう。
インビザライン矯正中の違和感はどれくらいで落ち着く?
インビザライン矯正中の違和感はどれくらいで落ち着くのでしょうか。マウスピースをつけることによって発生する違和感は、3日~1週間程度で慣れると言われています。
マウスピースの装着による違和感の症状はさまざまで、痛みや圧迫感、吐き気などを覚える方もいます。最初はつらいかもしれませんが、装着しているうちに慣れるでしょう。
外したいと思う方もいますが、装着時間は守ってください。決められた時間を守らなければ、治療計画の見直しやマウスピースの追加が必要になるかもしれません。治療期間が延び、費用の負担が増加する可能性があるのです。
どうしてもマウスピースをつけられないと感じる場合は、治療を受けている歯科医院に相談してください。
インビザライン矯正中の違和感が続く場合の対処法
インビザライン矯正を続けたくても、違和感が続いて悩む人もいるでしょう。マウスピースの使用を始めて1週間が経過しても違和感が続く場合は注意してください。
インビザライン矯正中の違和感が続く場合の対処法をご紹介します。
痛み止めを服用する
インビザライン矯正に限らず、歯列矯正では歯を動かすため痛みが生じることが珍しくありません。痛みが強い場合はマウスピースを外したくなるかもしれませんが、決められた装着時間を守らなければ十分な治療効果を得られません。
痛みがつらい場合は、痛み止めを処方してもらって使用するとよいでしょう。マウスピースを交換したことやアタッチメントを装着したことが原因で痛む場合は、2〜3日で慣れてくるので痛み止めで乗り切りましょう。
痛み止めを服用しても痛みが落ち着かない場合や、痛みが1週間以上続く場合は、一度歯科医院を受診してください。
虫歯や歯周病を予防・治療する
インビザラインの治療開始直後やマウスピースの交換の際に痛みが生じることがありますが、長くても1週間程度で痛みや違和感は落ち着きます。時間が経っても痛みが続くようであれば、別の原因を疑うべきでしょう。
虫歯や歯周病は自分では気づかないうちに進行していることが多い病気です。矯正中に虫歯や歯周病になった場合、治療を優先する傾向があります。違和感の原因になるだけでなく、治療の進行を妨げることに繋がりかねないのです。
そのため、これらの疾患は予防することが非常に重要です。虫歯や歯周病が原因で違和感が生じている場合は、早期に治療を始めましょう。
マウスピースを正しくケアする
マウスピースを雑に扱って破損させた場合、違和感が生じるでしょう。正しい方法で洗浄を行わなかった場合は、においや汚れが発生して違和感の原因になります。
そのため、マウスピースを適切に扱うことが、違和感を減らすことにつながるのです。
マウスピースは流水を使用して指、または柔らかめの歯ブラシで磨いてください。汚れが気になる場合はマウスピース専用の洗浄剤を使用しましょう。使用方法は製品によって異なるので、用法・容量を守って使ってください。
歯科医院でマウスピースの縁を削ってもらう
マウスピースの縁が粘膜に当たって違和感を覚える場合は、歯科医院で削ってもらいましょう。口内が傷ついたり口内炎ができたり、トラブルにつながる恐れがあるので放置してはいけません。
マウスピースが合わないと感じたら、歯科医院で相談してみてください。
まとめ
インビザライン矯正をしているなかで、違和感をおぼえるタイミングは多くあります。その原因や対処法、いつまで違和感が続くのかを把握しておくだけでも、安心して治療を受けられるかもしれません。
違和感がある場合は対処法を試し、自分の理想の歯並びを手に入れましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。