こんにちは。渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」です。
インビザライン矯正では、マウスピースを1日20~22時間は装着する必要があります。
しかし、諸事情によりマウスピースを1日つけ忘れる方もいるかもしれません。
マウスピースを1日つけ忘れることで、矯正治療に影響はあるのでしょうか。また、マウスピースをつけ忘れたときはどのように対処すればよいのでしょうか。
本記事では、インビザラインのマウスピースを1日つけ忘れると影響はあるのか、またマウスピースをつけ忘れたときはどのように対処すればよいのか詳しく解説します。
マウスピースのつけ忘れを防ぐ方法についても解説しますので、インビザライン矯正中の方やインビザラインを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インビザラインのマウスピースを1日つけ忘れると影響はある?
インビザライン矯正はマウスピースの装着時間が治療計画通りに進行するかどうかに関係します。
しかし、インビザラインのマウスピースを1日つけ忘れただけでは、矯正治療に影響を与えることはほとんどありません。
人によっては、マウスピースを1日つけ忘れ、翌日にマウスピースを装着するときに痛みや違和感がでることもありますが、1日程度であれば、約0.03mm歯を動かせなくなるだけなのであまり影響はないでしょう。
つけ忘れが何日も続くと治療計画に影響することも
マウスピースのつけ忘れが何日も続くと、インビザライン矯正の治療計画に影響が出ます。
インビザライン矯正では1週間で約0.25mm歯が動くといわれています。たとえば1週間のうち、4日つけ忘れると0.12mm歯を動かせなくなるため、治療計画の半分しか歯を動かせないという計算になるのです。
そのため、長期間つけ忘れないようにすることが重要です。
マウスピースのつけ忘れが起こりやすい状況
マウスピースをつけなければと意識をしていてもつけ忘れることはあるでしょう。
ここではマウスピースのつけ忘れが起こりやすい状況について解説します。マウスピースのつけ忘れが起こりやすい状況を知り、マウスピースのつけ忘れを防ぎましょう。
食事や歯磨きのあと
食事や歯磨きのときにマウスピースを取り外して、そのあとつけ忘れることが考えられます。
とくに、外食時にマウスピースのつけ忘れが起こりやすいです。食事の前にマウスピースを取り外し、ケースに保管して、そのままつけ忘れてしまうケースがあるでしょう。
痛みや違和感があるとき
マウスピース装着中に痛みや違和感があった際にマウスピースを外して、そのままつけ忘れることもあります。
とくに新しいマウスピースに交換したあとは痛みや違和感が生じやすいです。痛みや違和感があってマウスピースを取り外した際につけ忘れが起こることがあるでしょう。
旅行やイベントのとき
旅行やイベントで写真を撮るときに、口元の見た目を気にしてマウスピースを外す方もいるでしょう。また、イベントや旅行先で食事をするときにマウスピースを外して、つけ忘れるというケースもあります。
マウスピースを外した状態のまま1日以上経過することも少なくありません。
マウスピースを1日つけ忘れたときは
マウスピースを1日つけ忘れただけであれば、治療計画をそのぶん1日長くすることで対処できます。本来の治療計画よりも1日長めにマウスピースを装着しましょう。
1日程度のつけ忘れが治療計画に大きく影響するとは考えにくいですが、歯の動くスピードには個人差があり、1日のつけ忘れが治療計画に影響する可能性が0ではないからです。
1日長くマウスピースをつけた結果、マウスピースの交換時期に影響が出る場合には、定期検診のときに歯科医師に事情を伝えましょう。
マウスピースのつけ忘れが何日も続いた場合には歯科医師に相談する
マウスピースのつけ忘れが何日も続くと、後戻りを起こす可能性が高いです。後戻りとは、矯正治療で整えた歯並びが矯正治療前の歯並びに戻ろうとすることです。
後戻りを起こすと、治療計画に沿って作成したマウスピースが合わなくなる可能性があります。そのため、マウスピースのつけ忘れが何日も続いた場合は、歯科医師に相談して指示を仰ぎましょう。
もしも、マウスピースが合わない場合には無理して装着しようとはせず、早めに歯科医院を受診してください。
マウスピースのつけ忘れを防ぐ方法
マウスピースを1日つけ忘れただけであれば影響はほとんどないとはいえ、頻回に起これば矯正治療に大きく影響します。インビザライン矯正を治療計画通りに進めるためには、マウスピースのつけ忘れを防ぐことが重要です。
マウスピースのつけ忘れを防ぐ方法は、次の通りです。
マウスピースの装着を習慣化させる
マウスピースのつけ忘れを防ぐために、マウスピースの装着を習慣化させましょう。たとえば、歯を磨いたらすぐにマウスピースをつけるなど、習慣化することでマウスピースのつけ忘れを回避できるでしょう。
アラームやリマインダーの活用
アラームやリマインダーを活用するのも効果的です。スマートフォンでアラームやリマインダーをセットしておけば、つけ忘れを防げるでしょう。
食事が終わるタイミングや寝る前など、マウスピースのつけ忘れが起こりやすいタイミングにアラームをセットしておけば、マウスピースのつけ忘れに気づけるでしょう。
また、交換のタイミングにリマインダーを設定しておけば、交換忘れも防げます。
アプリの活用
スマートフォンのアプリにはさまざまなものがあり、矯正治療専用のアプリもあります。これらを活用すれば、つけ忘れを防げるでしょう。
矯正治療専用のアプリには、マウスピースの装着時間や交換時期をリマインドする機能などが搭載されています。なかには、歯並びの状態をアプリでチェックできるものもあるため、矯正治療のモチベーションにもつながるかもしれません。
一段階前のマウスピースを持ち歩く
外出時にマウスピースを紛失することや、マウスピースを装着しないまま外出することもあるでしょう。このようなときのために、外出時には一段階前のマウスピースを持ち歩くようにするとよいでしょう。
一段階前のマウスピースであっても装着していたほうが後戻りを防げます。交換済みのマウスピースは破棄せずにケースに入れて普段持ち歩くカバンに入れておきましょう。
まとめ
今回は、インビザラインのマウスピースを1日つけ忘れると影響はあるのか解説しました。
インビザライン矯正のマウスピースを1日つけ忘れても大きな影響はないでしょう。
しかし、人によっては1日つけ忘れただけでもマウスピースをつけたときに痛みや違和感が出ることがあります。また、1日つけ忘れるという状況が複数回続くと、後戻りを起こす可能性も高まります。
そのため、毎日決められた時間、マウスピースを装着することが重要なのです。
マウスピースのつけ忘れを防ぐために、スマートフォンのアラームやリマインダーなどの機能を活用するという方法があります。矯正治療専用のアプリもあるため、これらを活用することでつけ忘れを防げるでしょう。
マウスピースのつけ忘れを防ぎ、治療計画通りに矯正治療を進めましょう。
インビザラインを検討されている方は、渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。