こんにちは。渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」です。
「ギラギラと目立つ矯正装置はつけたくない」「周りに矯正治療していることを知られたくない」「金属アレルギーがあるが矯正治療したい」という方に向いている矯正治療に、インビザラインがあります。インビザラインは目立たないため、近年人気の矯正治療法です。
今回は、インビザラインの効果はいつから実感できるのか、効果的に治療を進めるポイントについて詳しく解説します。
目次
インビザラインとは
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置を使った矯正方法です。透明なので目立ちにくく、口元の審美性を損なうことなく矯正治療ができます。
インビザラインの使い方
インビザラインは、矯正治療開始から完了までに何枚ものマウスピースを順番に交換しながら装着します。マウスピースの枚数は人によって異なりますが、全体でおよそ50枚程度となるでしょう。
およそ1~2週間の決められた期間マウスピースを装着し、次のマウスピースに交換します。マウスピースは、食事や歯磨きのときは取り外しが可能です。
ただし、マウスピースは1日20~22時間の装着が必要なので、食事や歯磨きのとき以外は基本的に装着することになるでしょう。
インビザラインの効果
インビザラインを始めるときは、スキャナーで歯形や歯並びなどのデータを取得して、治療計画を立案し、計画どおりに動くように専用のマウスピースが作られます。マウスピースは、元の歯並びから少しずれるように設計されており、ずれている方向に力がかかり、歯が移動していく仕組みです。
マウスピース1枚あたり、およそ0.25~0.35mmずつ歯が動きます。弱い力で少しずつ動かすので、痛みが少ないのが特徴です。
インビザラインと従来の矯正治療の違い
従来の矯正治療は、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)といわれるもので、歯に装置を装着する必要があるため、外から目立つというデメリットがありました。インビザラインは、装置が目立たないのが最大のメリットです。
インビザラインとブラケット矯正(ワイヤー矯正)の違いは、以下のとおりです。
審美性の違い
インビザラインは、透明のマウスピース型の矯正装置のため、装着していることに気づかれにくく、審美性が高いのが特徴です。
一方、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)は、歯の1本1本にブラケットという装置を取りつけてワイヤーを通す必要があります。一般的なブラケットやワイヤーは銀色なので、外から目立ちます。
ただし、透明や白色の目立ちにくいブラケットや、白くコーティングされたワイヤーを選ぶこともできるので、審美性を多少よくすることは可能です。
着脱式か固定式かの違い
インビザラインは、マウスピースをご自身で取り外すことができます。着脱式であることはメリットでもありデメリットでもあります。
食事や歯磨きのときに外すことができるのは大きなメリットといえるでしょう。ストレスなく食事ができ、歯磨きがしやすく衛生的です。
しかし、マウスピースの取り外しは自己管理なので、外している時間が長くなると計画どおりの効果が得られない場合があります。マウスピースの装着は1日20~22時間が基本です。自己管理が苦手な方は注意しなくてはなりません。
一方、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)は固定式なので、ご自身で取り外すことはできません。インビザラインと比較して、歯が動きやすいのがメリットです。
しかし、歯磨きがしにくいことやインビザラインよりも痛みを感じやすいといったデメリットがあります。
装着感の違い
インビザラインは、歯列にぴったりと合う薄いマウスピース型の矯正装置なので、装着時の違和感が少ないのが特徴です。
一方、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)は、ブラケットとワイヤーが複雑に固定されているため、開始直後は特に違和感があります。
インビザラインが選ばれる理由
昨今、次のような特徴からインビザラインを選ぶ方が多いです。インビザラインが選ばれる理由について解説します。
目立ちにくい
インビザラインは、最大のメリットである「目立ちにくさ」に魅力を感じて選択される方が多いです。
透明で薄いマウスピースは、装着していても周囲に気づかれることがほとんどありません。接客業の方や見た目が気になる方でも安心です。
金属アレルギーの心配がない
インビザラインは、金属を一切使っていません。金属アレルギーがある方でも安心して矯正治療ができます。
取り外しができる
インビザラインは、マウスピースをご自身で簡単に取り外すことができるため、通常どおり食事ができ、歯磨きもしやすく衛生的です。着脱式であることで、ストレスが少なく矯正治療を続けることができます。
一方、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)は固定式のため、装置に食べ物が挟まる、汚れが取れにくいなどのストレスがあります。
痛みを感じにくい
インビザラインは、歯に無理な力をかけず、少しずつ段階的に歯を動かしていくので痛みを感じにくいです。新しいマウスピースに変えたばかりのときは違和感がありますが、次第に慣れるでしょう。
通院回数が少なくて済む
インビザラインは、歯の移動に合わせてご自身でマウスピースを交換するだけなので、調整の必要がなく、通院回数が少ないのが特徴です。定期的な歯の状態のチェックをする必要があるので、通院する必要はありますが、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)よりも通院回数は少なく済みます。
一方、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)は、歯の移動に合わせてワイヤーにかける力を矯正歯科医が少しずつ調整していく必要があります。そのため、月に1回程度は通院しなければいけません。
インビザラインの効果はいつから実感できる?
マウスピース1枚あたりの歯の移動距離は、およそ0.25~0.35mmです。そのため、矯正開始直後はなかなか目に見えた効果は実感しにくいでしょう。
しかし、4~6か月を過ぎたころには1mm以上歯が動いているので、歯並びが変わってきているのを実感することができるはずです。
インビザラインの効果が実感できない原因
インビザラインは、少しずつ歯を動かしていくので、最初は効果を実感しにくい方もいらっしゃるかもしれません。また、もともとの歯並びや歯の動かし方によって効果の実感の度合いは変わります。特に、よく目につく前歯部分は最後に動くので、最初は効果を実感しにくいかもしれません。
しかし、効果を実感できなくても、目標としている歯並びに向かっている状態ですので、根気よく続けることが大切です。
まれに、治療計画が合っていないケースもあります。このような場合は、治療計画を立て直す必要があります。不安を感じたら、早めに歯科医院に相談しましょう。
インビザラインを効果的に進めるためのポイント
インビザラインは、取り外しが可能で個人の管理にまかされる部分があります。効果的に治療をすすめるために、以下の4つのポイントを守りましょう。
1日の装着時間を守る
インビザラインは、1日に20~22時間以上の装着が基本です。装着時間が短くなると、それだけ効果があらわれにくくなるため、マウスピースを外すのは、食事と歯磨きのときだけにしましょう。
外したまま寝てしまうことのないようにご注意ください。
マウスピースの取り替え期間を守る
治療計画に基づいて、マウスピースの交換期間が決まっています。マウスピースは、順番どおりに決められた期間で装着しましょう。万が一紛失してしまった場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。
口腔ケアをきちんと行う
インビザラインは、歯磨きのときに装置を外すことができるので、口腔ケアがしやすいです。そのため、虫歯等のリスクはブラケット矯正(ワイヤー矯正)より低いといえます。
しかし、万が一虫歯ができると、虫歯の大きさによってはマウスピースが合わなくなります。きちんと口腔ケアして、虫歯を作らないように心がけましょう。
問題が起きた場合には早めに相談する
マウスピースが合わない、変形してしまった、紛失してしまったなどの問題が起きた場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。
問題を放置していると、計画どおりの効果が得られないだけでなく、矯正治療がやり直しになることもあります。
まとめ
インビザラインは「目立ちにくい」「取り外しができる」など、メリットの多い矯正治療です。
ただし、歯を少しずつ動かしていくので、効果が実感できるまでに時間がかかります。定期的に歯科医院を受診し、問題なくマウスピースを使えていれば、歯並びは徐々に変化するので根気よく続けましょう。治療が後半になると、明らかに歯並びが変わってきているのを実感できるはずです。効果的に治療を進めるために、正しくマウスピースを利用することが大切です。
インビザラインを検討されている方は、渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。