前歯のねじれをインビザラインで治すことは可能?費用や期間も解説!

インビザライン矯正をする女性

こんにちは。渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」です。

前歯のねじれが気になっていて、透明で目立ちにくいマウスピースを使用したインビザラインを検討している方もいるのではないでしょうか。

「前歯のねじれはインビザラインで治せるの?」「インビザラインで前歯のねじれを治療するメリットは?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。前歯のねじれはコンプレックスになりやすく、放置すると虫歯や歯周病、歯並びの悪化など様々なトラブルの原因になります。

今回は、前歯のねじれをインビザラインで治療するメリット・デメリット、治療期間や費用について解説します。前歯のねじれが気になっている方や、前歯のねじれの矯正にインビザラインを検討している方はぜひ参考にしてください。

前歯がねじれる原因とは?

前歯がねじれている人

前歯がねじれるおもな原因は、以下のとおりです。

  • 顎が小さい
  • 過剰歯
  • 乳歯の虫歯
  • 乳歯が抜けるのが遅かった

それぞれくわしく解説します。

顎が小さい

日本人は顎が小さい人が多いといわれています。顎が小さいと永久歯がきれいに生えるためのスペースが不足して、生えてくるときにほかの歯を避けてねじれることがあります。

過剰歯

人の歯は親知らずを含めて全部で32本ですが、歯が通常より多く生える過剰歯の方もいます。過剰歯があると永久歯が本来生えるべき場所から生えてこられず、ねじれて生えてくることがあるのです。

乳歯の虫歯

乳歯が重度の虫歯になると、乳歯の根の先に膿が溜まり根尖性歯周炎という炎症が起こることがあります。永久歯は膿が溜まっている部分を避けて生えてくるため、根尖性歯周を起こした乳歯の下から生えてくる際はねじれる可能性があります。

乳歯が抜けるのが遅かった

乳歯の根の吸収がうまくいかず、生え変わりの時期になっても乳歯がなかなか抜けないことがあります。乳歯が残っている状態では永久歯が生えるためのスペースがないため、永久歯は乳歯を避けてねじれて生えてきます。

前歯がねじれているとどのような影響がある?

歯が痛い人

前歯のねじれは見た目の問題のほか、虫歯や歯周病など口腔内のトラブルの原因になります。前歯がねじれていると、以下のような影響があります。

  • 虫歯や歯周病の原因になる
  • 歯並びや噛み合わせが悪くなる
  • コンプレックスになる
  • ほかの歯に負担がかかる

それぞれくわしく解説します。

虫歯や歯周病の原因になる

前歯のねじれは虫歯や歯周病の原因になります。歯がねじれていると隣の歯との重なりが大きくなり、汚れが溜まりやすくなるためです。

歯が重なった部分は歯磨きも難しく、歯垢や歯石が溜まって虫歯や歯周病のリスクが高まります。

歯並びや噛み合わせが悪くなる

前歯のねじれは歯並びや噛み合わせにも悪影響を及ぼします。歯がねじれていると隣の歯との間にスペースが生じ、そのスペースに隣の歯が移動して左右の歯列のバランスが悪くなるためです。

コンプレックスになる

前歯のねじれは目立ちやすく、コンプレックスになりやすいです。口元を気にして、人前で話すことや口を開けて笑うことを避けるなど、コミュニケーションに支障をきたす可能性もあります。

ほかの歯に負担がかかる

前歯がねじれているとほかの歯への負担が大きくなります。前歯がねじれていることで食べ物をうまく噛み切れず、奥歯に負担がかかるためです。

過度の負担がかかると歯が欠けたり、歯の根っこの部分が折れたりする可能性があります。

前歯のねじれをインビザラインで治すことは可能?

前歯のねじれをインビザラインで治すことは可能か疑問のイメージ

前歯のねじれが軽度~中度であればインビザラインで治すことができます。マウスピースを1日20~22時間装着し、1~2週間ごとに交換して歯並びを整えます。

前歯のねじれが軽度で前歯以外に問題がない場合は、部分矯正で治療が可能でしょう。前歯のねじれだけでなく、歯列全体の歯並びや噛み合わせも治療する必要がある場合は全体矯正を選択します。

前歯のねじれの原因が骨格にある重度の歯列不正の場合は、インビザラインでは治療ができない可能性が高いです。その場合、ワイヤー矯正や外科手術など、ほかの治療法を併用して治療を行います。

前歯のねじれをインビザラインで治療するメリット

前歯のねじれをインビザラインで治療するメリットイメージ

前歯のねじれをインビザラインで治療するメリットは、以下のとおりです。

  • 目立ちにくい
  • 違和感や痛みが少ない
  • 取り外しができる
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 通院回数が少ない

それぞれ解説します。

目立ちにくい

インビザラインのマウスピースは透明で目立ちにくいです。従来のワイヤー矯正では見た目が気になる方も少なくありませんでしたが、インビザラインのマウスピースは装着していてもほとんど周囲にきづかれません。

人前で話す機会の多い接客業や営業職などの方でも、口元を気にせず歯列矯正を受けられます。

違和感や痛みが少ない

マウスピースを交換しながら段階的に歯を移動させるため、ワイヤー矯正に比べて違和感や痛みが出にくいです。マウスピースは非常に薄く歯にぴったりフィットするように作られているため、装置によって口腔内が傷付いたり口内炎ができたりする心配もほとんどありません。

マウスピースは1日20~22時間装着しなければならないため、違和感や痛みが少ないのは大きなメリットでしょう。

マウスピースを取り外せる

インビザラインのマウスピースは食事や歯磨きをするときは自分で取り外せます。ワイヤー矯正では装置の破損を防ぐために食事に制限がありますが、インビザラインでは矯正治療中でも好きなものを食べられます。

歯磨きも普段通りにできるため、矯正治療中の虫歯や歯周病のリスクも抑えることができるでしょう。

金属アレルギーの方でも治療できる

インビザラインは金属アレルギーが心配な方でも治療できます。インビザラインのマウスピースはプラスチックでできており、金属を一切使用していません。

金属アレルギーの心配がある方や、アレルギーでワイヤー矯正では治療ができなかった方でも安心して治療を受けられます。

通院回数が少ない

インビザラインはワイヤー矯正と比較すると通院回数が少ないです。ワイヤー矯正は装置が固定式なので、1か月に1回歯科医院で調整しなければなりません。

一方、インビザラインはマウスピースの交換を自分で行って治療を進めていきます。自己管理は必要ですが、通院回数は2か月に1回程度でしょう。

前歯のねじれをインビザラインで治療するデメリット

前歯のねじれをインビザラインで治療するデメリットイメージ

前歯のねじれをインビザラインで治療するデメリットは、以下のとおりです。

  • 症例によっては対応できない
  • 自己管理が必要
  • 歯を削ることがある
  • 抜歯が必要になることがある

それぞれくわしく解説します。

症例によっては対応できない

インビザラインは、歯を大きく移動させる症例には適していません。骨格に問題がある重度の前歯のねじれや、前歯が本来生える位置から大きくずれている症例は、インビザラインだけでは治療できない可能性が高いです。

自己管理が必要

インビザラインはマウスピースを装着することで歯を動かしているため、装着時間を守れないと計画通りに動きません。自己管理を怠ると治療が進まず、予定より治療期間が延びる可能性があります。

マウスピースは自分でかんたんに取り外しができますが、基本的に食事や歯磨きのとき以外は装着しなければなりません。計画通りに歯が動かないとマウスピースの作り直しが必要になり、追加の費用がかかる可能性もあります。

歯を削ることがある

症例によっては歯を削ることがあります。ねじれた歯をまっすぐに並べるスペースを確保するためです。

歯は削ると弱くなり、一度削った歯は元に戻すことはできません。必ずしも必要になるわけではありませんが、事前に歯科医師とよく相談しましょう。

抜歯が必要になることがある

インビザラインをはじめ、矯正治療では抜歯が必要になることがあります。抜歯が必要になるのは、歯をきれいに並べるためのスペースが不足している症例や、親知らずが歯の移動を妨げる可能性がある症例などです。

抜歯をすると重度の歯列不正に対応できるようになりますが、抜歯は痛みや腫れを伴い、健康な歯を失うというデメリットもあります。カウンセリングの際に抜歯が必要か確認してみるとよいでしょう。

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる期間

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる期間のイメージ

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる期間は、6か月〜2年程度が目安です。歯のねじれの程度や歯の動き方には個人差があるため、治療期間は人によって異なります。

ねじれが重度になるほど歯を動かす距離が大きくなり、治療期間が長くなる傾向にあります。また、自己管理を怠ると計画よりも治療期間が長くなるため注意しましょう。

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる費用

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる費用イメージ

前歯のねじれをインビザラインで治療する場合にかかる費用は、全体矯正の場合70~100万円が目安です。部分矯正の場合は30~80万円が目安です。

部分矯正で治療できるかどうかは、歯科医師が歯並びや噛み合わせの状態を診察して判断します。前歯のねじれが軽度でも、全体の歯並びの治療が必要な場合や、奥歯の噛み合わせの治療が必要な場合は、全体矯正になることを理解しておきましょう。

インビザラインは保険が適用にならないため高額です。費用は歯科医院によって異なるため、カウンセリングの際に確認しておきましょう。

まとめ

前歯のねじれを治療した女性

インビザラインでは、軽度~中度の前歯のねじれを治療できます。従来のワイヤー矯正の見た目が気になっていた方でも、透明なマウスピースを用いたインビザラインであれば見た目を気にせず歯並びの治療が可能です。

インビザラインのマウスピースは自分で取り外しができるため、食事や歯磨きも普段通り行えます。装着時の痛みや違和感も少なく、金属アレルギーの心配がないなど多くのメリットがある治療法です。

前歯のねじれは目立ちやすく、虫歯や歯周病などさまざまなトラブルの原因にもなります。前歯のねじれが気になっている方は、インビザライン矯正について歯科医師に相談してみましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。