歯科医が教える「失敗しない歯医者さん選び」※あくまでも個人的な見解です。
歯科医院は、日本全国でコンビニエンスストアよりも多いといわれています。
地元の駅にも、職場の近くにもたくさんある歯科医院……いったいどうやって選べばいいのか?という疑問に、歯科医としてお答えします。
「自分が通うんだったらこうやって選ぶ」という視点をご紹介しますが、当院においてはどの項目も満たしていると自負しています。
いいと思ったものは採り入れ、患者様に喜ばれることにチャレンジした結果、現在の渋谷青山通り歯科・矯正歯科の姿があると思っています。
まず、「近いから」「夜も診療しているから」というだけの理由で選ぶのは応急処置にはいいです。。
近いほうがいいに越したことはありませんが、一番大事なのは診療の質、ドクター・スタッフの腕です。
何のために歯科医院に行くのかといったら、お口の中を治療して健康になるためのはずですから。
デメリットまで十分に説明してくれる
よくわからず不安を抱えていることに対して、答えと解説をくれるのは専門家として当然のこと。
医学は日進月歩で変わっています。
いいことばかりだけではなく、患者様の目線に立ってリスクやデメリット、現在の医学ではここまでしかできないということや、費用についても包み隠さず話してくれる医師が理想的です。
方針がしっかり固まっている
むし歯治療からインプラント治療まで歯科医療には実にたくさんの種類がありますが、もちろん医師によって得意・不得意はあります。
ただ自分のできる治療で得意な治療と、不得意な治療をしっかりと伝えてくれたり、患者様にどんなレベルの医療サービスを提供していきたいのかというポリシーもあってしかるべきです。
せっかくかかるなら、自分が求める歯科治療に合った医院を選びたいもの。
歯科医師が100人いれば100通りの方針があると思います。
医院としての方針がなく、「なんでもやりますよ!」「とりあえずきてください!」という歯科医院は、自分の悩みを根本から取り除いてくれるのかは疑問が残ります。
学会や勉強会に積極的に参加している
歯科医師免許には現状、更新制度がありません。
ですから、3年前に歯科医になって最新の知識・技術を習得しているドクターも、30年前の知識でなにひとつ変わらない治療を続けているドクターも等しく歯科医なわけです。
「じゃあ、どの歯医者さんなら最新の治療を知っているの?」という疑問の解消に役立つひとつの指標が、学会や勉強会に積極的に参加しているという、医院を外れたところでの学習や活動実績です。
歯科医療の最前線に立っている、あるいは最新情報を追っていることの表れともいえます。
やさしいだけではなく厳しいこともいう
「歯医者は痛くて怖い」というイメージを払拭するため、やさしさを大事にしている医院もありますが、「やさしい=いい歯医者」と判断するのはおすすめしません。
何度もいいますが、いい歯医者の条件とは、人柄がいいこと以上に能力があってあなたの悩みを解消してくれることです。
歯が悪くなる原因は事故を除くと、歯をしっかりとみがかなかったり、治療に行かなかったりと自分自身にあることが多いのです。
もしかしたら、厳しいことをいうこともあるかもしれません。
確かにやさしい言葉は耳触りがよく、心地よく聞こえるでしょう。
でもそれは、悪いところを改善するために患者様を“お客様扱い”していないという証拠。
患者様自身に自分の歯を大切にしてもらうためにあえて厳しいことをいっている可能性も大いにあり得ます。
治療の内容に適した時間や期間を重視している
丁寧に治療をすれば期間が長くなるのは当然のことですが、誰だって、治療期間は短いほうがいいに決まっています。
そこでひとつ、覚えておいていただきたいのが「時間」と「期間」のバランス。
保険診療であれば短時間で1回の治療が終わることはありますが、細かな工程を含む自費診療で1回の治療が5分や10分で終わり、何度も通院させるようなことはまずありません。
処置内容によっては短時間で終了するものもあるのですが、あまりに細々とした通院を強いられる場合は一考の余地ありです。