こんにちは。渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」です。
インビザライン・ファースト治療後は、リテーナーを装着します。矯正治療後は、動かした歯がもとの位置に戻ろうとする「後戻り」が起きるためです。後戻りを防ぐためには、リテーナーの装着が欠かせません。
今回は、インビザライン・ファースト治療後に装着するリテーナーについて詳しく解説します。装着時間や装着期間、装着時の注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
リテーナーとは？
リテーナーとは、歯列矯正が完了したあと、歯がもとの位置に戻らないようにする装置です。矯正で動かした歯を固定し、位置を保つために使用します。
歯列矯正で移動させた歯の周囲は、組織が新しく作り変えられます。作り変える過程には時間を要しますが、期間中には歯がもとの場所へと戻ろうとする力、いわゆる後戻りの力が強く作用するのです。
特に矯正治療を終えてから1年間は非常に後戻りしやすいとされています。そのため、2年以上リテーナーを装着する場合が多いです。
リテーナーにはいくつかのタイプがあります。着脱が可能なタイプと固定式のタイプ、前歯部分のみに装着するタイプや、歯全体を包むタイプなど、さまざまな種類が存在します。
患者さまの歯の状態や矯正の結果に応じて、最適なリテーナーを選択することが重要です。マウスピースのようなリテーナーもあるので、見た目を重視する方は検討するとよいでしょう。
初めの1年間は後戻りの力が非常に強いため、食事や歯磨きの時間以外はリテーナーを装着することが推奨されます。1年が経過すると歯の位置が徐々に安定しますが、それでも完全には安定しません。
完全に安定するまでは、リテーナーの装着を続ける必要があります。特に、家で過ごすときや就寝時は、忘れずに装着してください。
リテーナーの装着時間は自己判断で減らすのではなく、必ず歯科医師の指示に従いましょう。矯正治療で得た美しい歯並びを維持するためには、リテーナーの適切な使用が欠かせません。
最後まで正しくリテーナーを装着し、矯正治療の成果を最大限に得ましょう。
インビザライン・ファースト治療後に後戻りすることはある？
インビザライン・ファースト治療後も、後戻りすることがあります。どの矯正装置を使用しても、後戻りは起きるのです。
上述しましたが、矯正を終えた直後の歯列には、もとの位置へと戻ろうとする力が働き続けます。後戻りの力に対抗するために、リテーナーの装着が欠かせないのです。
リテーナーの装着を怠って後戻りが発生した場合、矯正治療をやり直すことになるかもしれません。再び高額な費用を払って治療を受けることになるのです。
インビザライン・ファースト治療後はリテーナーを装着する？
インビザライン・ファースト治療後は、後戻りが起きるリスクがあるため、リテーナーを装着します。
矯正治療で得た美しい歯並びを長く保つためには、リテーナーの装着が必要不可欠です。歯科医師の指示に従い、推奨される期間と方法で装着を続けましょう。
歯列矯正の成果を長持ちさせるために、リテーナーの装着を怠らないでください。リテーナーを正しく装着することで、理想の歯並びを維持できます。
リテーナーの装着時間・期間
リテーナーの装着時間・期間を確認しましょう。
リテーナーの装着時間
リテーナーの装着時間は、矯正治療直後の初めの数か月は、1日20時間以上が推奨されています。
治療直後は特に後戻りが起きやすい時期なので、装着時間を必ず守りましょう。周囲の骨がまだ固定されておらず、歯がもとの位置に動きやすい状態だからです。
しっかりと装着時間を守り、新しい歯の位置を安定させる必要があるのです。
リテーナーの装着期間
リテーナーの装着期間は、一般的には2～3年が目安とされています。リテーナーを装着する期間を「保定期間」とよびます。インビザライン・ファースト治療と同様、保定期間も人によって異なるため、歯科医師と相談してください。
矯正治療期間と同じくらいの期間リテーナーを使用することで、歯の位置が安定するでしょう。もとの状態に戻るリスクを低減できるのです。
リテーナー装着時の注意点
リテーナー装着時の注意点を確認しましょう。
装着時間を守る
リテーナーの装着で大切なのは、歯科医師から指示された装着時間・期間を正確に守ることです。上述したように、1日20時間以上リテーナーを装着することが推奨されています。
リテーナーの装着時間が短いと、歯が再び動き始め、もとの位置に戻るリスクが増加します。後戻りが起きると、再治療が必要になることもあるでしょう。治療期間や費用を無駄にしないためにも、装着時間は守ってください。
食事の際は外す
インビザライン・ファーストと同様に、食事の際はリテーナーを外しましょう。特に、マウスピース型のリテーナーを選択した場合、食べかすがリテーナーに付着するかもしれません。虫歯や歯周病の原因となる可能性があるため、食事の際は必ず外してください。
リテーナーを清潔に保つ
リテーナーの効果を最大限に引き出すためには、日々の口腔ケアとリテーナーのお手入れが欠かせません。歯の健康を守るための毎日の歯磨きと同様、リテーナーのお手入れも重要です。
リテーナーは、口腔内の細菌や食べかすなどで汚れやすいので、毎日ケアしましょう。歯ブラシや専用の洗浄剤を使用して、細かい部分の汚れも除去してください。リテーナーの寿命を延ばすだけでなく、虫歯や歯周病のリスクも低減します。
インビザライン・ファースト治療時にはマウスピースのお手入れの指導を受けることが多いですが、保定期間中もリテーナーのケアに努めましょう。
定期的に通院する
リテーナーを装着する期間中は、日常のケアだけでなく、歯科医師の指示に従って定期的に通院することが大切です。
定期検診では、歯の後戻りが起きていないかどうか、虫歯・歯周病の兆候はないかを確認してもらえます。トラブルが起きていても、早期に発見・対応することが可能です。
問題が悪化する前に適切な対策や治療を行うことができるので、矯正治療の成果を最大限に得られるでしょう。
また、定期検診では専門家による歯のクリーニングも行われます。日常のブラッシングだけでは取り除けない汚れや細菌を除去できるでしょう。健康な口腔環境を維持するために、定期検診は必ず受けてください。
リテーナーに異常を感じたら歯科医師に相談する
万が一リテーナーが破損した場合、速やかに歯科医師に相談しましょう。リテーナーが合わない気がする、装着すると痛むなど、異常を感じたときも必ず連絡してください。
自己判断でそのまま使用を続けることは避けましょう。専門家の指示を受けて早期に対応することで、問題を未然に防げます。
まとめ
インビザライン・ファースト治療後は、リテーナーという保定装置を装着しなければなりません。リテーナーとは、矯正治療後の歯の位置を固定するための装置です。歯がもとの位置に戻ろうとする後戻りの力を抑える役割を果たします。
矯正直後の1年間は、特に後戻りの力が強いといわれています。リテーナーにはさまざまなタイプがあり、患者さまの歯の状態や矯正の結果に応じて選ばれるでしょう。インビザライン・ファーストのような、マウスピース型のリテーナーもあります。
後戻りの力が強い治療直後の数か月は1日20時間以上リテーナーを装着する必要があるでしょう。装着期間は、2～3年が一般的です。
リテーナーの取り扱いにはいくつか注意があることも解説しました。後戻りを防ぐために、装着時間を厳守することが大切です。
取り外し可能なリテーナーを選んだ場合は、リテーナーのお手入れも欠かせません。リテーナーが不潔な状態が続くと、虫歯や歯周病など、新たな問題を引き起こします。異常を早期に発見するために、定期的な通院も重要です。
矯正治療は高額で、治療期間も非常に長いです。費用や治療期間を無駄にしないためにも、インビザライン・ファースト治療後はリテーナーを適切に装着しましょう。
インビザライン・ファーストや治療後のご相談がある方は、渋谷駅・表参道駅から徒歩5分の歯医者「渋谷青山通り歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。